タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
同棲ラブラブル   SMEE   10 〜 15 時間  
                                       
 
シナリオ
  
 
グラフィック
  
 
音楽
  
 
キャラクター
  
 
総合点数
  
 
個人的評価
  
B+(23/30)    B+(15/20)    B+(15/20)    (25/30)    B+(78)      

初めに(前書き)
この作品は ラブラブル 〜lover able〜 (以降は本編と表記)の
 
ファンディスクに当たる作品です。そのため、本編の ネタバレ
 
いくつかありますし、本編であるとの対比で書いている所もあります。
 
その事をご理解いただいた上で読んでいただければ幸いです。

総評
本編でも相当にラブラブイチャイチャしていましたけど、それに上から砂糖を
 
キロ単位でぶっかけたように、甘々なヒロインとの同棲生活を基本的には
 
描写しています(一部半同棲ぐらいのものもありますが)本編で描写されて
 
いた雰囲気を壊さず、もう一歩進んだ恋人関係を丁寧に描写しているので
 
ファンディスクとしては上質な出来と言って良いと思います。総合点数は
 
本編と比べると下がりましたが、個人的評価は、こちらの方が上ですね。
 
私の個人的評価を抜きにしても、本編を楽しめた方は少なくとも、損を
 
するような内容にはなっていないと言えます。

あらすじとプレイについて
あらすじを書く程でもないんですが、あえて言えば様々な理由があって
 
彼女との同棲を始める事になり、そこで新たな発見や自覚に問題などを
 
経験しながら 2 人の絆を深めていくと言った感じですかね。
 

総プレイ時間は 10 〜 15 時間で共通ルートなしで 5 人のヒロインの内の
 
1 人を選択して髪形を選べば各ヒロイン達の個別ルートが始まる形です。
 
各個別ルートは 2 時間前後と言った所です。攻略順については基本的に
 
自由でいいです。あえて言うなら、さつきの個別ルートだけは、雰囲気が
 
少々違うので一番最初か一番最後にプレイをするのは、避けた方がいいと
 
言う事ぐらいです。これも絶対と言う訳ではないですが。

シナリオ
あらすじで大体書きましたけど、基本的には本編の各個別ルートでの
 
雰囲気を継承しながら、更にイチャイチャラブラブして所々で笑ったり
 
しながら同棲を経験し、今までの恋人関係をより強固なものにしていくと
 
言った感じですかね。
 

何よりも良かったのは 本編での雰囲気をぶち壊しかねないような描写
 
しなかった点を評価したいです。例えば奈々子の個別ルートの描写なんて
 
その気になれば、もっとシリアスな展開にもっていくことも出来たはずです。
 
それをアレぐらいで抑えた点は評価したいです。シリアスな展開が駄目と
 
言っている訳ではないです。ですが、これはあくまでファンディスクです。
 
本編あってのファンデスクですから、その本編の雰囲気をぶち壊しにする
 
描写はやっぱりあってはいけないと思います。それを守った上で、新たな
 
主人公とヒロインとの関係を上手くシナリオで描写していたので、その点を
 
評価したいです。気になった点としては一部の個別ルートでの登場人物の
 
少なさです。フルーティアと学園。この 2 つでの様々なキャラクター達の
 
やり取りがシナリオでの魅力の 1 つだと私は思いますが、仕方がないとは
 
言え、それらの描写が減ってしまい、魅力がやや減少してしまった所です。
 
まあ、その分新キャラクターなども登場しているので、ある程度は魅力の
 
減少を抑えてはいますが。

グラフィック
基本的には本編と一緒です。本編であった服装の選択がなくなりましたが
 
髪型の選択はありますし、Hシーンでの、各キャラクターの新たな衣装が
 
ありましたし、個人的には本編と同様の評価のままですね。個人的には
 
服装よりも髪形の方を割と重要視しているので、髪型の選択が 3 種類から
 
選べるのは嬉しいですね。後、エピローグ前の本編を含めた回想シーンの
 
演出は良かったです。

音楽
本編にプラス 3 曲追加されています。その内の 1 曲がオープニングの
 
 描いていた夢 ですが、この曲はゲームの雰囲気に良く合っていました。
 
また、本編のオープニングをエンディングで使っていましたけど、これも
 
中々良かったと思います。ファンディスクらしい使い方ですね。

キャラクター
一番好きなヒロインは今回は奈々子の圧勝。と言いたかったんですが
 
どのヒロインもかなりレベルが高く、各個別ルートで魅力的な描写を
 
見せてくれた事もあって、かろうじて奈々子の勝利と言った感じです。
 
順番としては 奈々子>さつき=つぐみ>千夏>花穂 です。これだと
 
花穂がイマイチに見えるかもしれませんが、そうではなく花穂の出番が
 
全体的に少々少なかったのが原因です。本人の個別ルートでの、過去の
 
努力や想い。両親とのやり取りなど、見どころもいくつもあり、花穂の
 
新たな魅力を十分に引き出していました。ただ、それ以上に、さつきや
 
つぐみに千夏が魅力的に各個別ルートで魅力的に描写されていました。
 
それぞれ、過去と向き合い、互いの想いを確かめ合って新たな魅力を
 
描写出来ていましたので。それを上回ったのが奈々子ですね。いやー
 
彼女の最大の魅力は ギャップ ですね。 美人で仕事も出来る年上の
 
お姉さんが年下の彼氏に際限なく甘える
と言う。これが最大限に発揮
 
されたらもうね。お手上げです。可愛すぎます。本編でも中々良かった
 
ですが今回は極まった感じがします。サブキャラクターについては少々
 
出番が減りましたが、フルーティアの個性的な面々や、学園での同級生
 
などの魅力的なサブキャラクターに加え、つぐみの後輩やさつきの両親が
 
立ち絵付きで登場しましたが、さつきの両親はともかく、つぐみの後輩は
 
そのポテンシャルを、十分に発揮出来なかったのが少々残念でしたね。
 
最後に主人公についてですが、本編と変わらない所も多々ありますが
 
自分の大好きな彼女と同棲を経験する事によって発見した新たな問題に
 
真っ向から立ち向かっていくシーンは中々にカッコ良かったです。特に
 
奈々子の個別ルートでの終盤の勢い任せとは言え、あれだけの発言を
 
したのはカッコ良かったです。

Hシーン
回想シーンに各ヒロイン 4 つずつ収録されています。Hシーンの格差が
 
本編ではありましたが、それが解消されているのが嬉しいです。プレイに
 
ついては、パイズリ、フェラ、オナニーなどがあります。また各ヒロイン
 
全てがラブホでのHシーンがあり、そこでのコスプレHシーンは、個性が
 
各ヒロインごとに出ていて良かったです。ただ、さつきのアレは、恐らく
 
ここのメーカーの過去作品をプレイした人向けのサービスだと思うので
 
その作品をプレイしていないと、あまり嬉しくないと思います。

最後に一言
ファンディスクの理想の形の 1 つ。




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